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小児歯科専門医が教える!子どものむし歯を防ぐ生活習慣とケアのポイント
こんにちは。
【かじもと矯正・小児歯科】です。
お子さんのむし歯に悩む保護者の方は少なくありません。
「毎日きちんと歯磨きしているのに、どうしてまたむし歯に?」と不安になる声もよく聞かれます。
今回は、小児歯科専門医の立場から、むし歯になりやすい要因と、予防のためにご家庭でできる工夫について詳しくご紹介します。
どうしてむし歯になる?
原因は 細菌・糖分・時間の3つが揃ったときにむし歯になります。
むし歯の原因菌であるミュータンス菌は、生後すぐにはお口の中に存在しません。
しかし、家族とのスキンシップや食事の共有などを通じて感染します。
細菌が24時間以上、歯に定着すると歯垢(しこう)となって、炭水化物や糖分を分解して酸を作り出し、その酸が歯を溶かし始めてむし歯になります。
むし歯リスクが高い子どもの特徴
当院で診療している中でも、むし歯になりやすい傾向が見られるお子さんにはいくつかの共通点があります。
1. 仕上げ磨きが不十分
お子さん任せの歯磨きでは、どうしても磨き残しが生じます。
器用なお子さんでも、しっかりとむし歯菌が落とせるように、歯磨きができるのは小学校2年生頃です。
磨きぐせがあると、そこからむし歯になります。
保護者の方による仕上げ磨きがむし歯予防のだい一歩です。
細菌が歯を溶かすのは、24時間経ってからですから、回数よりもていねいに磨き残しのない歯磨きが重要です。
2. ダラダラ食べをしている
食事をすると、どうしてもむし歯菌が酸を作り出し歯のエナメル質にダメージを与えます。
しかし、食事が終わって一定の時間が経つと、唾液が酸を中和し、ダメージを受けたエナメル質を修復します。
これをエナメル質の再石灰化といい、むし歯予防に役立っています。
食事とおやつを食べる感覚が短かかったり、口の中に長くとどまる飴やキャラメルをたべたり、酸性の強いジュースや乳酸飲料、糖分の多いスポーツドリンク食事のあいまに口に入れると、口の中が酸性の状態になる時間を延ばしてしまって、むし歯のリスクを高めます。
3. 就寝前の飲食習慣がある
就寝中は唾液の分泌が減るため、エナメル質を修復する再石灰化が起きにくくなります。
そのため、寝る前に歯磨きをした後のミルクやお菓子、ジュースの摂取はむし歯の原因になります。
4. 歯並びが複雑で磨き残しが多い
歯ブラシは歯並びの良い人が磨きやすいように作られています。
歯と歯の間がきつい・重なっているなどの特徴があると、歯ブラシが届きにくく、磨き残しができてむし歯になりやすい傾向にあります。
歯ブラシの当て方、補助的に使う歯ブラシ、デンタルフロスなどを使って、磨き残しを無くしましょう。
5. 定期検診を受けていない
歯ブラシの使い方は、皆さんそれぞれクセがあります。
同じところを何度もみがいたり、歯ブラシが全然当たらないところがあったりします。
3〜4ヶ月ごとの定期検診で、歯磨きの仕方、磨き残し、デンタルフロスの使い方をチェックしましょう。
それが予防とむし歯の早期発見につながります。
むし歯を防ぐためにご家庭でできること
むし歯のリスクが高いお子さんでも、毎日の習慣を見直すことで予防することは十分に可能です。
正しい歯磨き+仕上げ磨き
小学生低学年のうちは保護者の方による仕上げ磨きがとても重要です。
膝の上に仰向けに寝かせて一番奥の歯まで見えるようにして磨いてあげましょう。
歯磨き剤には歯垢を落とす成分は含まれていませんので、使わなくてもだいじょうぶです。
歯ブラシのあったところだけ歯垢がおちます。
歯磨き剤の泡で歯が見にくかったり、歯磨き時間が短くなって磨き残しの原因になります。
Q&A|よくあるご質問
Q. 甘いものを完全にやめさせるべきですか?
A.甘いものを完全に制限する必要はありません。
むし歯予防において大切なのは、唾液による酸の中和とエナメル質の修復機能(再石灰化)をうまく利用することです。
90分を目安に、お口の中に何も食べ物がない時間を作りましょう。
砂糖の入っていない煎餅やポテトチップスでも、テレビを見ながら、ゲームをしながらだらだら食べるとむし歯のリスクは高くなります。
Q. フッ素はいつから使えますか?
A. フッ素は乳歯が生え始めた時期(おおよそ生後6か月ごろ)から使用が可能です。
年齢に応じた適切な濃度のものを選ぶことで、安全に活用いただけます。
ただし、使い方に不安がある方や、お子さんがうがいできるかどうか心配な場合は、スタッフが丁寧にご案内いたしますので、遠慮なくご相談ください。
また、当院では歯科医院専用のフッ素塗布も行っております。
Q. シーラントは誰でも受けられますか?
A. 多くのお子さんにおすすめできる予防処置です。
奥歯のかみ合わせ部分には歯ブラシの届かない深い溝があり、そこからむし歯になります。
むし歯になる前に溝を歯科用樹脂でふさぐことで、リスクを大きく減らすことができます。
処置は痛みもなく、短時間で終わるため、お子さんにも安心して受けていただけます。
検診の際にお口の状態を確認し、必要があれば適切なタイミングでご案内いたしますので、まずはお気軽にお越しください。
まとめ
【かじもと矯正・小児歯科】では、小児歯科専門医がお子さんのむし歯リスクを正しく見極め、的確な予防・治療を行っております。
毎日のケアだけでなく、生活習慣や食事内容のアドバイスも行っておりますので、ご不安な点はお気軽にご相談ください。
堺東駅から徒歩5分とアクセスも便利です。
近隣コインパーキングご利用の方には、220円分のサービス券をお渡ししております。
お子さんの大切な歯を、一緒に守っていきましょう。
